「NFTを始めてみたいけど、やり方がわからない…」
「NFT初心者におすすめの本が知りたい!」
2021年3月にアメリカ人アーティストのビープルのデジタルアート作品がおよそ6935万ドル(75億円相当)で落札されました。
以降、日本でもNFTブームが到来。
同年の9月には、日本人の小学生が創作したデジタルアートが170万円(取引時の相場)で取引されたというニュースも話題になりました。
そこで、NFTに興味を持つ方も増えてきています。
しかし、中にはNFTを始めてみたいものの「何だかとっつきにくい」「難しそう」と足踏み状態の方もいるでしょう。
そこで今回は、NFT初心者向けに「NFTとは何か」「NFTの始め方」や、NFT初心者におすすめの入門本を5冊紹介します!
デジタルデータが資産になる未来へ向けて、今から始めてみましょう。
この記事はこんな方におすすめです!
- NFTに興味がある人
- NFTの始め方を知りたい人
- NFT初心者向けの本がほしい人
NFTとは?
NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」を略した言葉で、複製することができないデータ単位の事です。
NFTはブロックチェーン技術(暗号技術を用いて取引の最初から最後までを記録・処理するデータベース)によって管理されています。
一般的な通貨にはお金に自体に所有権は発生しませんが、NFTには識別子があるので「誰のものか」をはっきりと区別できます。
そのため、NFTは音楽・映像・画像などのデジタルデータと紐づけることで、デジタルデータ(資産)の所有権を証明できるんです!
デジタルデータの改ざんやコピーを防げるので「自分だけの唯一無二のデータ」として、デジタルデータの希少価値が高まります。
その希少性の高さから、高額な値段で取引されているんですね。
NFTの始め方
NFTの始め方や、収益を得るまでの流れは次のとおりです。
- デジタル作品を創作する
- 仮想通貨のウォレットを作成
- ウォレットにNFTの売買で使う仮想通貨を入金する
- NFTが取引できるマーケットプレイスでアカウントを作る
- NFTマーケットでデジタル作品を出品する
NFTで収益を得るには「NFTが取引できるマーケットプレイス」に登録する必要があります。
しかし、基本的にNFTの取引は仮想通貨でおこなわれるので、マーケットプレイスに登録する前に、まず仮想通貨のウォレットを作成しましょう。
NFTマーケットプレイスによって、取り扱う仮想通貨が異なるので、プラットフォームに合った仮想通貨を選んでくださいね。
NFTの売買で使う仮想通貨
NFTの売買で使われる仮想通貨の銘柄と、NFT仮想通貨が購入できるおすすめの取引所は次のとおりです。
【NFT仮想通貨の銘柄】
- エンジンコイン(Enjin/ENJ)
- テゾス(Tezos/XTZ)
- チリーズ(Chiliz /CHZ)
- イーサリアム(ETH)
【NFT仮想通貨が購入できるおすすめの取引所】
- GMOコイン(国内)
- コインチェック(国内)
- ビットフライヤー (国内)
- DMM Bitcoin(国内)
- Binance(海外)
GMOコインは大手IT企業の仮想通貨取引所です。
コインチェックは国内で唯一エンジンコインの現物取引(基本的な売買取引)ができる取引所です。
ビットフライヤーは、ダウンタウンの松本人志さんがcmに出ている大手の仮想通貨取引所です。イーサリアムの取引におすすめです。
一方、DMM Bitcoinではエンジンコインのレバレッジ取引(元手を担保にすることで数倍の金額で取引できる方法)ができます。
初心者であれば、GMOコインかコインチェック、ビットフライヤーがおすすめですが、慣れてきたらDMM Bitcoinに取り換えるのも選択肢のひとつですね。
仮想通貨の始め方を詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
おすすめのNFTマーケットプレイス
おすすめのNFTマーケットプレイスは、売買するデジタル作品によって異なります。
【海外のNFTマーケットプレイス】
- OpenSea…アート・ゲーム・音楽
- Rarible…アート・ゲーム・音楽・写真
- SuperRare…アート
- Nifty Gateway…アート
【国内のNFTマーケットプレイス】
- Adam byGMO…アート
- Coinchack NFT(β版)…ゲーム・トレーディングカード
- ユニマ…アート・動画
- nanakusa…アート・音楽・動画
海外のNFTマーケットプレイスなら出品数やユーザー数が多い「OpenSea」、国内のNFTマーケットプレイスなら、売買時にガス代がかからない「Coinchack NFT(β版)」がおすすめです。
NFT初心者におすすめの入門本5選!
NFT初心者におすすめの入門本を5冊ピックアップしてみました!
ベストセラー書籍から、Kindle Unlimitedにて無料で読めるものまで、幅広い本を紹介しています。
ぜひお気に入りの1冊を見つけてくださいね。
①NFTの教科書
「NFTの教科書」は、アート、ゲーム、スポーツ、音楽など、さまざまなジャンルで活躍する28人の執筆者が、NFTについて解説しています。
「NFTとは何か」という基本情報はもちろん、これまでのNFTの流れや現在のNFTの動き、活用事例などもしっかりと書かれているので、入門書としてはぴったりでしょう。
NFTの勉強をするために、僕が最初に購入した本でもあります。
また、法律や会計、税務上での扱い方を法律事務所の方や税理士が解説しているので、信頼性の高さも期待できるでしょう。
さらに後半では「NFTの未来」といったテーマも取り上げています。
NFTに関する情報を総合的に網羅した本なので、さまざまな視点からNFTについて学びたい人にはおすすめの1冊です。
②だれにでもわかる NFTの解説書
「だれにでもわかる NFTの解説書」は、NFTの成り立ちから技術、NFTの未来について5GやIoTを交えながら、わかりやすく解説した本です。
「NFT解説本 なぜ、デジタルアートが75億円で売れるのか?」をはじめ、NFTや仮想通貨にまつわる著書を数々執筆してきたITコンサルタントの足立明穂さんが、独自の視点でNFTの可能性や未来のNFTビジネスについて語ります。
ブロックチェーンの概要や、NFTマーケットプレイスで売買するときのポイントなども書かれているので、これからNFTを始めたい人にはおすすめです。
VR・MR・ARや、マイナンバーなどの身近なものと絡めて、NFTの可能性を解説してくれるので、イメージしやすいでしょう。
読者特典として「OpenSeaテスト環境での出品・購入説明」が記載されているのも大きな魅力です。
実際にNFTマーケットプレイスで出品・購入したい方はぜひチェックしてみてください。
③億り人が徹底解説! 初心者向けNFTの入門書
「億り人が徹底解説! 初心者向けNFTの入門書」は人気インフルエンサーのイケダハヤトさんが執筆したNFT入門書です。
「NFTとは何なのか?」「なぜ投資するのか」をはじめ、「NFT投資家として稼ぐ方法」「NFT投資をする際のポイント」などの内容が、クリエーター目線と投資家目線で書かれています。
また、NFTを売買するコツと注意点や、実際にあった詐欺事例と身を守る方法など、NFTのリスクについても触れています。
言葉や文章もわかりやすいので、普段本を読まない人でもスラスラと読めるでしょう。
Kindle Unlimited 会員の場合は無料で読みるので、ぜひ気軽にチェックしてみてください。
④NFT 完全初心者への徹底解説
「NFT 完全初心者への徹底解説」は、NFTで取引きされているものやNFTで売れるコンテンツと、 NFTの歴史などの「NFTの基本情報」をはじめ事例や、制度や規則、需要と供給の変化について網羅した1冊です。
横書きなので、普段本を読む機会がない人でも読みやすいでしょう。
「儲かる」という誘い文句につられて安易に始めるのではなく「NFTの実態について正しく認識することが大切」というスタンスで書かれているのが特徴です。
NFT取引サイトの実例や、NFTアートを出品する手順も詳しく書かれているので、本を読みながら出品を進められるでしょう。
⑤NFTアーティストがわかりやすく解説!【NFT超入門】無料ではじめるNFTの作り方、売り方からマーケティングまで
「NFT超入門」はNFTの始め方や売り方にフォーカスした、クリエイター向けの本です。
著者はNFTアーティストのクリプトキャットさん。
NFTの作り方、売り出し方、マーケティングまでを非常にわかりやすくまとめています。
MetaMask(NFTを一括で管理できるソフトウェアウォレット)やNFTマーケットプレイスのひとつである「OpenSea」の設定方法、OpenSeaとMetaMaskを接続方法も解説しています。
Twitterの活用法をはじめ、マーケティングのコツが具体的に書かれているので、NFTアーティストデビューを目指す人にはぴったりです。
こちらもKindle Unlimited 会員の場合は無料で読めます!
まとめ
今回はNFT初心者におすすめの入門本を5冊紹介しました。
- NFTの教科書
- だれにでもわかる NFTの解説書
- 億り人が徹底解説! 初心者向けNFTの入門書
- NFT 完全初心者への徹底解説
- NFTアーティストがわかりやすく解説!【NFT超入門】無料ではじめるNFTの作り方、売り方からマーケティングまで
上記の本には、NFTの基本情報だけでなく、リスクや注意点も書かれています。
2021年はNFTの取引手数料(ガス代)が高騰したり、NFTの売り上げが大幅に減少したりするなど、NFTはまだまだ難しい側面はあります。
ただ、本を通してNFTの注意点やマーケティングのコツを知ることで、デジタル作品の可能性を広げられるでしょう。
正しい知識を身に付けて、ぜひ自身のコンテンツの成長へ生かしてみてくださいね。
以上「NFTとは?始め方は?初心者におすすめの入門本5選!」でした。