「最近話題のメタバースって何?」
「始めたいけど、やり方がわからない…」
2021年10月、大手IT企業の旧Facebook社が社名を「Meta社」に改名し、社名の由来になった「メタバース」の構築に総額100億ドル(1兆円相当)を投資したことが話題となりました。
それ以来、「メタバース」という言葉を耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
メタバースとは、簡単に説明すると「ネット上のもう一つの世界」です。
近年はMeta社のようにメタバースをビジネスに活用する企業も増え、さらなる注目を集めています。
しかし、メタバースに興味はあるものの「具体的にどうやって活用するの?」「どうやって始めればいいかわからない」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は「メタバースとは何か」という基本情報やメタバースの始め方をわかりやすく解説します!
初心者におすすめのメタバース関連の本も4冊ピックアップしているので、これからメタバースを始めようと検討している人はぜひチェックしてみてください。
この記事はこんな方におすすめです!
- メタバースについて知りたい人
- メタバースのやり方を学びたい人
- メタバース関連のおすすめ本をチェックしたい人
メタバースとは何か?
メタバースとは、わかりやすく説明すると「インターネット上に構築された仮想空間」のことです。
ユーザーはアバターを作ることで、仮想空間内で商品やサービスを売買したり、ほかのユーザーと交流したりできます。
ここまでを読んで、「最近になって登場した新技術」と思う人もいるかもしれません。
しかし、仮想空間を取り入れたサービスは2000年代前半からすでに登場していました。
ゲームの「マインクラフト」や「あつまれどうぶつの森」などは、広い意味でメタバースに含まれます。
しかし、従来のメタバースはあくまで2D(2次元)上でのサービスでした。
近年のメタバースは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を用いて、3D(3次元)上でやりとりがおこなわれるのが特徴です。
「仮想空間に本当に存在するような感覚」が味わえることから、今後はビジネスにて次のような活用方法が普及すると考えられます。
- 仮想空間を社員同士で共有して作業する
- 仮想空間での展示やイベント
- アバターを介したコミュニケーション
- 仮想空間での通貨取引
近年注目されているNFTは「メタバースの今後のカギを握るもの」と言われています。
NFTについては、こちらの記事にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
メタバースのやり方&始め方
現在、メタバースの活用方法は「仮想空間でのNFTを取引」「仮想空間内でのゲーム」が主流です。
そのため、ここで解説する「メタバースのやり方・始め方」とは、「仮想空間でNFTを取引やゲームをする方法」を指します。
メタバースのやり方・始め方の手順は以下のとおりです。
【メタバースのやり方と手順】
- 暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設する
- メタバースプラットフォームを選ぶ
- メタバースのアカウントを作る
- VR機器や必要機材を購入してプレイする
メタバースプラットフォームでの取引には暗号資産(仮想通貨)が使われるので、まずは暗号資産の取引所の口座を開設しましょう。
暗号資産は、さまざまな取引所がありますが、国内でおすすめの取引所は取り扱い数が多く、無料で口座開設できる「GMOコイン」「ビットフライヤー」「コインチェック」の3つです。
口座を解説したら、メタバースプラットフォームを選びましょう。
仮想通貨の始め方を詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
おすすめのメタバースプラットフォーム
おすすめのメタバースプラットフォームを4つピックアップしてみました。
- Axie Infinity…ゲームプラットフォーム
- The Sandbox…ゲームプラットフォーム
- Decentraland…VRプラットフォーム、NFT取引
- Dvision Network…VRプラットフォーム、NFT取引
プラットフォームによって、ゲームやVR関連の商品やサービスなど、提供しているコンテンツが異なります。
取引に使われる暗号資産も異なるので、事前にプラットフォームで使う暗号資産の種類をチェックした上でサービスを利用しましょう。
これからメタバースを始める初心者におすすめの本4選
これからメタバースを始める初心者におすすめの本4冊をピックアップしてみました。
ベストセラー本から、Kindle Unlimitedにて無料で読める本まで、幅広く紹介しています。
これからメタバースを始めようと考えている人はぜひチェックしてみてください。
①未来ビジネス図解 仮想空間とVR〈メタバース〉
「未来ビジネス図解 仮想空間とVR〈メタバース〉」は、VRコンテンツやビジネスの基本情報と最新動向を図解で解説している本です。
フルカラーの図解をふんだんに盛り込んでいるので、文章だけではわからない部分もスムーズに理解できます。
VRに関する内容がメインですが、VRメタバースへとのつながりも意識して書かれているので、メタバースの知識もしっかりと身に付けられるでしょう。
VR体験に必要な環境や機材、VRのビジネス活用の実例など、実践的な内容も記載されています。
VRChatをはじめとする、今後のメタバースの可能性やVR界隈のキーパーソンへのインタビューなど、内容が非常に濃いので「わかりやすいけど読み応えがある本」を求める人にはぴったりです。
②メタバース 完全初心者への徹底解説
「メタバース 完全初心者への徹底解説」はメタバースの具体事例を取り上げながら「メタバースがどんなものか」をわかりやすくまとめた1冊です。
2006年の一次ブームから、2021年に注目されている理由など、近年メタバースが注目されるまでの流れを解説しています。
「Facebook」「VRChat」「グリー REALITY」などのコミュニケーションツールとしての事例や、「マインクラフト」「ROBLOX」「あつまれ どうぶつの森」などのゲームとしての事例もまとめています。
メタバースを支えるハードウェアや大手企業の動きなど、技術的な視点やマーケティング視点も交えて説明しているので、さまざまな角度から知識を身に付けたい人におすすめです。
③メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~
「メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~」は、情報学研究者・システムエンジニアの岡嶋裕史さんによる新書です。
「メタバースとは何か?」という基礎知識から、未来の可能性までを解説しています。
VRとARの関係性やSNSとメタバースの関係性、新型コロナウイルスの影響など、独特の切り口からメタバースについて紐解いていきます。
「電脳コイル」「ソード・アート・オンライン」などのメディア作品との関連性に加えて、「仮想現実で恋人との触れ合いはどうなるのか?」といった深いテーマにも切り込んでいるのも魅力です。
メタバースが今後の日常にどんな影響をもたらすのか…メタバースの今後の動向を知りたい人におすすめです。
④メタバースのはじめ方【図解つき】: THE SANDBOXがよくわかる入門書
「メタバースのはじめ方【図解つき】: THE SANDBOXがよくわかる入門書」は、Amazonランキング1位を獲得したベストセラー本です。
メタバース関連のゲームの中でも特に人気な「THE SANDBOX」の入門書として、「83枚の図解」を使用しながらアカウント登録までの手順をわかりやすく解説しています。
そのほか、アイテムを作るツール「VoxEdit」の使い方や、仮想通貨取引所の登録・ウォレットの登録・連携方法など、実践的な内容も網羅しています。
実際にアバターヘッドを制作する工程も公開しているので、「具体的にどうやってアイテムを作るのか」をチェックしたい人は必見です!
まとめ
今回はメタバースの基本情報とともに、おすすめのメタバース関連の本を紹介しました。
- 未来ビジネス図解 仮想空間とVR〈メタバース〉
- メタバース 完全初心者への徹底解説
- メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~
- メタバースのはじめ方【図解つき】: THE SANDBOXがよくわかる入門書
VR技術が発展してきた今、メタバースは新たなプラットフォームとして私たちの生活へ浸透していくでしょう。
仮想空間での商品売買やコミュニケーションが一般化される日も近いはず。
今のうちにメタバースの知識を身に付けて、メタバースプラットフォームで楽しいバーチャルライフを過ごしてくださいね。
以上「メタバースとは?やり方は?これから始める初心者におすすめの本4選!」でした。